支援者の皆様、長らくの裁判傍聴ありがとうございました。
今日、小法廷で最後の弁論期日がありました。そして、地裁の判決期日が決定しましたので、お知らせいたします。
2010年5月24日(月) 13:10~ 東京地裁 大法廷
さてこちらは、私たち(伊藤塾)が、チチハルの事故現場を訪ねたときの写真です・・・。

雨の中、参加者に解説してくださっているのは、弁護団の南典男先生です。「南先生のお人柄に感動して、私も弁護士になりたいという気持ちを強めました」といってくださった参加者も、何人もいました。
ずいぶん前ですが、南先生に、伊藤塾の塾生とスタッフに向けて講演をいただいた際の言葉が、私にはとても参考になっています。
「中国人は、一見、人付き合いが悪いとか信用できないとか言われるが、きちんと信頼関係を作り、悪いことは悪い、納得できないことはできないなど、ちゃんと言い合うまでの間柄になれば、日本人より、むしろ信用できる。ただ、表面的に、ニーハオニーハオで終わってしまったら、多分ぜんぜんわかりあえない」
と話してくださいました。今まで、南京大虐殺、731部隊などなど、日中間に横たわる、ものすごく難しいさまざまな問題に、全力で取り組み、さまざまな中国人とも関わってこられた南先生ならではの、含蓄あるお言葉です。
私も、この言葉を胸に、中国人との信頼関係を作れるような自分でいよう、表面的な人間関係では駄目なんだ、といいきかせて、3年ほどがたちました。おかげさまで、中国人、他の外国人、日本人、いい友達がたくさん出来るようになりました!!南先生、人生の恩人です♪
よく考えれば当たり前なんですが、別に中国人に限らなくて、他の外国人でも、日本人同士でも、人間関係の基本は全く同じなんですね。
自分にとって、信頼関係のない誰かが言ってる事なんて「なんだそれ?」「うさんくさい」「聞きたくない」「あー、また言ってるな」。←この信頼できない最たるものが新聞・テレビなんで、私は最近全く見ないんですが。
もちろん、自分から発信する場合も同じ。相手に信頼していただいて、初めて聴いていただけるというものです。
そして、なにも振り込め詐欺でお金を集めることが目的ではないんですから、信頼していただいて、聴いていただける段階になったということは、自分はその信頼を利用・搾取するのでは駄目であって、逆である。信頼されればされるほど、その信頼に応え、もっと大きなお返しをしなければならない。これはものすごく責任が重いし、大変なことです。また、そこまでの信頼関係は、そんなに多数の人と築けるものではないでしょう。
実は、ここのところに非常にこだわりを持っている中国人が多くて、だからこそ、南先生が「本当の信頼関係を作った後は、日本人より中国人の方が裏切らない」という評価をするだけの、さまざまな事実があったのではないかと思います。
このたび、訴訟を進めるに際し、思い出したくもないトラウマの事件を、知らない外国人の前にさらしてくれた、服を脱いで傷を見せてくれた、夫婦のベッドの中の悲しい出来事まで公開してくださった原告の方々の信頼に、私たちが応えられるのでしょうか?とても重い課題です。
判決までの4ヶ月間にも、さまざまに運動を続けていくことになっていますが、皆様どうぞ、温かいご協力をよろしくお願いいたします。